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11月最後の週末は、高千穂の笑顔のふるさとへ夜神楽を観に。 いつもお世話になっている方のお家が神楽宿でしたが、ああやって、神楽のできる家の造りにしとるのって凄いなと改めて思いました。 暮らしの中に、文化が宿っている。息づいている。一体となっている。その集落ではごくごく自然なことなんだろうけれど、外の目から見ると感心しちゃうのです。自然すぎて凄い。 この集落を行き来するようになって4年目になりますが(実家よりずっと顔を出しているのは確実です)、いつも変わらず素敵でチャーミングな集落のおじちゃん達の顔は、この日ばかりは奉仕者(ほしゃどん)。奥さま方は、全体の運営やお食事・宿の手配等でお気を休めることのできないくらい大忙し。いつもの違う集落の顔になります。 けど、みんないい表情。ついついじーっと見惚れちゃいます。 私のおじいちゃんは、ほしゃどんでした。生まれたときには亡くなっていましたが、石見神楽の舞手で、格好よく舞っていたそう。私も石見っ子ですので、例にもれず「どんちきち」の大好きな子供でしたが(今もですが)、それはきっと、じいちゃんの血でもあるのです。 ずっと石見神楽を観て育ったので、もちろん、あのド派手な舞、軽快なお拍子が私の中の神楽という概念を形成しています。 一方、ここの神楽は、石見神楽に比べれば地味なのかも知れません。いえ、それは、ショー的要素が少ないという意味においては、きっとそうなのです。だけど、淡々と流れるリズム、舞から、祈りの強さをとても感じるのです。それが、集落の人のあたたかさ、大らかさ、そして時に垣間見える山を生きる人としての厳しさなどと重なって、もの凄いパワーとなって観る方に向かってくるのです。 でもそれは、ほしゃどん-祈る者が放つパワーだけではきっとありません。 周りで神楽を観ている多くの、自然から切り離された生活を送っている、つまり、祈りを捧げることからも遠ざかった生活を送っている者が、祈る者の姿を借りて注ぐ想い、祈りのパワーでもあるのです。 それぞれの想い、祈りがもの凄い塊となり、神楽宿の中を満たしていくのです。そして、それは来年の神楽の日まで集落を包むのです。そう思います。 小さな小さな集落の神楽のお話でした。
by quwaimai
| 2008-12-10 21:42
| daily life
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